その生態を守るということである。保護区域外のジャングルでは、その地域の住民のためを考えて、適切に保護区破壊を防がなければならない。生物保護回廊地帯を設け、メキシコ、ベリーゼ、そしてグアテマラのマヤ地区保護区同士をつなぐことも必要だろう。それで現在のジャガー生存数が数千頭になることを考えれば、長い目で見て問題なく繁殖していけると思われる。

午後12時10分

巨大なパンヤノキの陰にうずくまり、我々は静寂の中、脅威の感でジャガーを見守った。その深いミステリアスな黄色の目がじっと我々を見つめている。麻酔からゆっくりと覚め始めているのだ。ジャガーは注意深く耳をそばだて、匂いを嗅ぎ、あたりを見回している。もしかしたら我々は、ジャガーが目にする初めての人間なのかもしれない。それは何が起こっているのか考えているようだ。もう随分前に犬たちは連れて行かれ、遠くで吠え声が聞こえるだけだ。麻酔から完全に覚めたジャガーが突然立ち上がり、乾いた葉っぱの上でも音も立てずに、倒れた大木の幹を飛び越えた。威圧するように我々に最後の一瞥をくれたかと思うと、堂々としてジャングルに消えていった。本当に忘れられない光景だった。その時点で私はこのジャガーの未来を思い、ジャガーや他の絶滅の危機に瀕した多くの種族のいない世界など、想像もできないと思った。彼らの生存は我々にかかっているのだ。そして逆説的なことに、我々の生存もまた彼らにかかっているのだ。

THE END