ジャヴィエが急いで犬の後を追いかけていく。我々も後に続くが、すぐに取り残され てしまう。遠くに聞こえるジャガーの吠え声だけを頼りに我々はゆっくりと進んでいく。幸運にも nauyacas または fer de lance と呼ばれる毒ヘビはほとんど見当たらない。この状況下でこのヘビに噛まれては命の危険に関わるのだ。

3時間以上もの長い長い間、我々は歩きつづけた。状況から見て犬を見失ったかと思えた瞬間、遠くで彼らの吠え声が聞こえた。ジャガーを木の上に追い詰めて、犬たちはやっと立ち止まったのだ。

午前10時30分

20分後やっと我々が犬たちに追いつくと、ジャヴィエがニヤリと笑いながら迎えてくれた。そこには巨大なオスのジャガーがいたのだ。Cuauhtemocが麻酔銃を準備し、数分後にはジャガーは地面に横たわった。

目を保護するための目薬をさし、顔を清潔な布で覆う。体長と体重を測り、血液サンプルを取り、性別と全体の身体状態を確認する。この間常に心音を確認し、麻酔の副作用に注意する。すべての作業が終わると首に無線をつけ、今後2年間にわたってジャガーの動きを追えるようにする。首に掛けるのは送信機付のネックレスで、これがシグナルを発して我々にジャガーのいる位置を知らせてくれるのだ。